オスラー病は、鼻出血を主な症状とする疾患です。耳鼻咽喉科医が適切な対処を行うためのポイントと、鼻出血への対応方法について述べます。
- 診察時にオスラー病を疑うコツ:
- オスラー病患者の末梢血管は内膜弾性板が欠如し、中膜筋層の発育も弱いため、刺激に対して容易に血管壁が破綻して出血します。
- 出血量は様々ですが、多くの場合は毛細血管や小静脈領域の拡張血管の破綻が原因です。
- 診断にはCuraçao基準を用いています。鼻出血患者においては、鼻出血以外の3項目中2項目を満たせばオスラー病を疑うべきです。
- 鼻出血への対処の要諦:
- 出血中の救急対応:
- 出血時の反射性血管収縮が起きにくいため、局所の圧迫と血液凝固作用に期待します。
- ガーゼパックの操作は意味がないため、サージセルやカルトスタット、ソーブサン(製造中止)などの止血材料を使用して止血します。
- 出血防止のための治療法:
- 血管壁の破綻と血管周囲粘膜の破綻の両方を防ぐ必要があります。
- 現在の治療法は完全な治癒には至りませんが、エストロゲン、ベヴァシズマブ、トラネキサム酸、βアドレナリン作動薬、サリドマイドなどが有効とされています。
- 出血中の救急対応:
オスラー病の適切な診断と対処法を理解することで、患者の健康を守ることができます。
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